interview

高知あきんどなびメンバーに毎月インタビュー、商品・サービスから現在に至るまでの道のりやさまざまなお話を伺います。

今回は2006年に(株)堀・おかざき農園を起業し、高知のフルーツトマトの旗頭として「美味しいトマト」を作り続けている岡﨑秀仁さん・美香さんご夫妻を代表して岡﨑美香さんにお話を伺いました。フルーツトマト栽培のきっかけからこだわり、販売への道筋や今後進んでいく道などをお聞かせいただきました。

「健康な木に健康な実をつける」に留意して育てる「100日トマト」の考え方でフルーツトマトを作っています。

何よりも「美味しいトマト」を作ることを目指しました。味を認めていただくにはその原点を忘れないことだと考えています。

話し手 ●岡﨑美香さん /「(株)堀・おかざき農園」専務取締役

No.008 || 聞き手●片岡佐代

おかざき農園の「リサ・トマト」は愛情豊かに細やかな温度や湿度管理で育てられています!

(株)堀・おかざき農園さんの商品はコチラ

「美味しいトマト」を原点に様々な商品展開をされているおかざき農園さんです。 初心を忘れず、ずっとこだわりの大切な味を護って来られたことが現在につながっています。 現在では高知のフルーツトマト代表格ともいえる「リサ・フルーツトマト」ですが、おかざき農園さんの奢ることのない謙虚な気持ちはずっとトマトの味に込められているようです。
高知に住むものとして、いつまでもこの「高知の幸」を味わえる幸せをありがたく思います。

「高知あきんどなび」 片岡

(株)堀・おかざき農園
代表取締役社長 岡﨑秀仁さん

(株)堀・おかざき農園
専務取締役 岡﨑美香さん

健康な木に健康な実をつける

──フルーツトマトの栽培を始められたきっかけを教えてください。

もともとはマスクメロンを作っていましたが、バブル崩壊後、贈答品が全く売れなくなりました。 ちょうど息子の大学受験の時期にも重なり、子育てしていく上で確実な収入源となる日日野菜に栽培を変更しようと考えていました。

それまで扱っていたマスクメロンと同じように糖度があるものを作りたいという社長の気持ちとフルーツトマトを作っていた同級生にいただいたトマトの味が決め手となりフルーツトマトに変更しようと決心しました。

──フルーツトマトの栽培でこだわりや工夫されていることはありますか。

無理をせず、トマトの木に極端なことをしないで「健康な木に健康な実をつける」に留意して育てる「100日トマト」の考え方でフルーツトマトを作っています。
またマスクメロンをの栽培で得た細やかな換気や湿度の管理も当農園の大きな特長です。

※100日トマト:トマトの木に無理な負荷がかからないよう、できるだけゆっくり育てる栽培方法

おかざき農園では色鮮やかなカラートマトが盛りだくさんなカラフルさで勢揃いしています。

まずはイメージづくりから

──フルーツトマトの販売にあたって販売ルートや知人はありましたか。

もともと農家でしたので、当初は農協さん経由での販売でした。

──農協以外でのフルーツトマトの販売戦略は何かお考えになりましたか。

トマトに「リサ・トマト」とネーミングし、都会をターゲットにロゴやパッケージに洗練されたデザインを施しました。
まず外観で購買客の目を惹くようにしました。

──結果として手ごたえはいかがでしたか。

成功したと思います、トマトを手にとって食べていただかなければ評価さえしていただけません。
まずは見た目でお客様を惹きつけ、そこからお買上げいただくきっかけは多くなりました。
味には自信を持っておりましたので、リピートしていただけるお客様が増えていきました。

──美味しいものには中身にふさわしい外観を・・・ですね。

商談会ではこの商品デザインや販促物を見てバイヤーさんや集まった方々が写真を撮られたり、同業者の方々も話を聞きに来られたりでイメージ的にはかなり効果がありました。 帯屋町で商談会に使ったトマトのイメージタペストリーを垂らしていると、通る方々が写真を撮っていかれます。(笑)
またホームページでも反響は大きく、大手メディアの取材なども入りました。

広く大きく販売を広げるにはこの「イメージ戦略」は必要不可欠でした。

──現在の個人のお客様での販売チャンネルは何が一番多いですか。

やはり口コミです。加工品もありますが、一番のメイン商品は生のトマトです。会社前には良心市でフルーツトマトを出していますが、完売が続いています。

取れたてのフルーツトマトは大きさにより選別されます。

加工品はジュースから始まりました

──加工品を作り始めたきっかけを教えてください。

一番初めには夏場にご提供できない生のフルーツトマトの代打としてフルーツトマトジュースを作りました。 ケチャップはなかなか世に出られない「ブラックトマト」をご紹介するために「リサ・ケチャップ【ブラック】」を作り、合わせて「リサ・ケチャップ【レッド】」も作りました。

「ジュエルボックス」は社長の「おかざき農園にはすべてのトマトが揃う」というコンセプトから生まれました。その美しい色と様々な味わいはお客様にも大好評です。

「リサ・コンデ」は美味しいフルーツトマトの味をドライトマトでも味わえるよう開発しましたが、見た目の形状・香り・味ともに従来のドライトマトより格段に上質な商品となりました。

──どれも魅力的な外観と美味しさにはグレード感を感じますね。今後の展開についてお聞かせください。

ありがとうございます。
今は商品アイテムを増やすだけではなく、既存商品をブラッシュアップして味や品質のグレードをより安定した美味しさにしたいと考えています。

何よりも「美味しいトマト」を作ることが原点です。
おかざき農園の商品全てがこの原点からブレることなくお客様にお届けできることを目標にしています。

一番の試練は自然災害です

──今までとても良いことが続いているような印象がありますが、試練はありましたか。

たくさんあります。
病虫害や自然災害です。
竜巻でハウスがつぶされたり、浸水もあり、大豊農場では土砂崩れがありました。
一番ダメージが大きかったのは1998年の豪雨浸水でかさ上げしているハウスの半分の高さまで来ました。

──見えない努力でそんな試練を乗り越えてきたんですね。

そうです、笑うしかないって時もありました。(笑)

──今までで一番嬉しかったことを教えてください。

お客様から「リサはいつから出ますか?」とお電話をいただいた時が一番嬉しかったです。

──「リサ・トマト」が周知されたということですね

そうです、「フルーツトマト」ではなく「リサ」で問い合わせいただけました。お客様からの「リサは美味しかったです!」の言葉が一番です!

お嬢様の名前からとった「Lisa」のマークはおかざき農園のシンボルとなりました。

(株)堀・おかざき農園

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